フィボナッチ・リトレースメント

トレンド相場では、レートは一直線に動くことはなく、一時的にトレンド方向とは逆方向に動くことがあります。
(ジグザグ線を描きながら動きます。)

アップトレンドの場合、レートが上昇し、少し落ちてから再度上昇します。
この一時的な下げを「押し目」と言います。

ダウントレンドの場合、レートが下降し、少し上がってから再度下降します。
この一時的な上げを「戻り目」と言います。

アップトレンド相場でトレンドフォローでロング(買い)エントリーする場合、押し目からエントリーするのが一般的な方法です。(ダウントレンドは戻り目からエントリー)

この「押し目」や「戻り目」がどこまで来るのか・・・
その目標レートを判断する際に「フィボナッチ・リトレースメント」が使われます。

 

アップトレンドで押し目の目標レートを見つける・・・

直近の安値から高値(下図のAからB)に向かってフィボナッチ・リトレースメントを引きます。
強いトレンドの場合は38.2%辺りまで、弱いトレンドの場合は50.0%か61.8%辺りまで落ちて折り返し上昇します。
下図では38.2%で止まって再上昇しています。

 

ダウントレンドで戻り目の目標レートを見つける・・・

直近の高値から安値(下図のAからB)に向かってフィボナッチ・リトレースメントを引きます。
強いトレンドの場合は38.2%辺りまで、弱いトレンドの場合は50.0%か61.8%辺りまで上がって折り返し下降します。
下図では50.0%で止まって再下降しています。